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Aroma Voyage

八丈島のフリージア

「一番好きな香りは?」と聞かれたら「フリージア」と即答します

花屋さんの店頭にフリージアが並ぶのは年末ですが、この香りが漂うと気持ちは春に向かいます
以前、八丈島のフリージア祭りを訪れました
八丈島空港から近い八形山の特設会場 毎年3月末から4月はじめにかけて開催されます
八丈富士の麓、黄色、白、紫、赤、ピンクと色とりどりのフリージアが 35万株も咲きそろう風景は春の風物詩

風に漂うフリージアの香りで満たされ夢のようなひと時

このお祭りでは、県外から訪れると好きなフリージアを持って帰れるのですお約束は20本程度根から抜くと立派な株なので20本でもかなりのボリュームになります
帰りには新聞紙に包んでくださいます
東京へ向かう機内もいい香りが・・・・
フリージアは切り花にして飾り、切り離した球根は秋まで寝かせます
秋に鉢植えにすると何年も綺麗に咲いてくれます 今年も家のベランダや玄関周りではフリージアが満開、家のあちこちに飾って楽しんでいます

フリージアは、現在16種の原種があるされており、多くはアフリカ大陸の東海岸とくに南アフリカの最南端ケープ州で多くが発見されました
現在でも新しい原種が発見され続けているそうです

フリージアの精油は残念ながら 一般的に流通していません
香りの成分を調べてみると 、 リナロール(Linanol) 、 αテルピネオール(Terpineol) 、リモネン(Limonen)
βミルセン(Myrcene)、 オシメン(Ocimene)と モノテルペン アルコール類が主要成分
それに果実に多いフルーティーに香りの酢酸エチル(Ethyl Acetate)
含有量の多いリナロールはスズランのような香り。αテルピネオールはライラックの香り
成分から想像しても、繊細ですがすがしく凛としたフリージアの香りが漂ってきそうです

フリージアの記憶の香り

トップノート・・・ベルガモット レモン ローレル 
ミドルノート・・・ゼラニウムルート ジャスミンAbs
ベースノート・・・ローズウッド

雨の多い八丈島。滞在している数時間にもスコールが降りました。スコールの後の湿気を帯びた南国の香り、八形山から空港への道で南国をわせる香りもあり、抱えたフリージアの香りとあいまって、温かく、どこか懐かしく、清々しい

インスタグラやっています

 

  

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