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ブログ
6.112020
Aroma voyage 旅の記憶を巡るハーブ
セント・ジョーンズ・ワート
6月になると思い出す植物に「オトギリソウ」があります ハーブティーの勉強をしている頃 その効果に大きな魅力を感じる一方 なかなか手ごわい植物として記憶しました この抽出液は赤色をしているところから「血」にまつわる怖い伝説も多いのです 聖ヨハネの命日6月4日ごろに花が盛リを迎えることから、英名はセント・ジョーンズ・ワート(聖ヨハネの草)と呼ばれます また日本ではオトギリソウ(弟切草)と書くこともあります 昔話になりますが 有名な鷹匠がいて どうしてもその鷹匠に勝てないライバルが鷹匠の弟を唆して 鷹の強さの秘密を探るのです 鷹の強さはオトギリソウを食べさせていたことだと分かり それをライバルに教えたことを知った鷹匠は 怒って弟を切り殺してしまいます その血が飛んだオトギリソウは赤い抽出液を得るようになったといわれているのです オトギリソウの有効性と危険性を示すような伝説にも感じますね
植物として
セイヨウオトギリ(西洋弟切、学名:Hypericum perforatum 英語名:St. John’s wort)は、オトギリソウ科オトギリソウ属の直立性の多年草です。木質で、先の丸い、細長い卵形の葉を対生につけます。6月には直径約2cmの5弁の、明るい黄色の花を咲かせます。葉や花には無数の斑点があり、この斑点を指でこすると、赤い液が滲み出てくるのです。

セントジョーンズワート
植物療法の分野で
植物療法の分野において、セント・ジョーンズ・ワート(西洋オトギリソウ)は 古代からヨーロッパを中心に「温かく、明るい太陽がしみ渡った最も美しい太陽の花」と称されるように「うつ病」などの民間療法として使用されてきました。最近では、軽度から中度のうつ病や、更年期障害、自律神経失調症、ストレスの緩和、ダイエット時のイライラ感などに効果があるとして、人気があります。ただ薬との相性(相互作用)が難しく併用できない医薬品が多いのも事実です。使用する場合はそれを踏まえることが大切です。
ハーブティーブレンドレシピ
セント・ジョーンズ・ワート リンデンフラワー レモンバーベナ オレンジフラワー ローズ
気持ちを明るく導いてくれ 不安を取り除き明日への希望を持たせてくれる 太陽の恵みを感じるブレンド